2019年3月11日月曜日

ROCO #42594 15° ダブルスリップの非選択化。

ROCOの道床付きレールROCO Lineのラインナップに15°ダブルスリップポイントがあります。
ROCO #42594 15° ダブルスリップ
この15°ダブルスリップ、DCCでは少々使い勝手が悪いのです。DCCでポイントを設置する場合、電気方式は非選択式が一般的です。他のROCO Lineは簡単に電気方式を非選択式に出来ますが、この15° ダブルスリップは選択式のみです。

選択式はポイントフログにも電気が流れているのでポイントの開通方向の反対側から走行するとフログの先は電気極性が変わっています。ポイントの転換ミスで割り出してしまうとショートして運転が止まってしまいます。またショートは車両にも良くないので避けたい所です。フログの極性を車両の走行に合わせて変えればショート無しでポイントを通過出来ます。

世の中、探せば有るもので、フログの極性を自動的に変えてくれる便利な製品があります。アメリカ・Tam Valley Depot.から発売されている、Frog Juicerという製品です。
Frog Juicer. 画像は2回路用。
詳しい内容は、諸先輩方々が書かれているので省略させて頂きます。

Frog Juicerを15°ダブルスリップで使用するには、ポイントを改造が必要です。
ポイントマシンから銅の細い板が出ている個所があります。この板がフログに繋がっていますので、ポイントマシンから切り離し、Frog Juicerを取り付けるリード線をハンダ付けします。
取り付けたリード線をFrog JuicerのFrogsの端子に接続すれば設置は完了です。ダブルスリップはフログが2か所あるので、最低2回路用が必要です。

割り出す様に進路を作り、動力車を走らせて無事に通過すれば完了です。

動作テストの動画を作りました。


Frog Juicerを入れれば完璧!と、思ったのですが、なぜか2軸機関車が上手く通過出来ません。極性の切替が出来ていない様に思います。ポイント改造が原因なのか、機関車の個体差なのか、2軸の宿命か原因が特定出来ていません。今後の課題です。

こんな面倒な事しなくても、と、思われますが、15° は省スペースで分岐出来るので、場所が限られている運転会等で重宝します。ポイント切替ミスの度にコマンドステーションが落ちてしまうので、それを防ごうと思いました。極力運転が止まるのは避けたいですから。

2 件のコメント:

  1. はじめまして、こんばんは。
    うなぎのかばやき(Happy Railway)と言います。

    Nardiさんのブログでダブルスリップに関するコメントを拝見し寄らせてもらいました。
    動画を興味深く見ました。

    そこでふと思い当たったのがFrog Juicerを使っているフログセクションが隣り合っているので、車輪が両セクションを跨いだ瞬間、お互い同時に極性を反転させようとしたのが原因の1つではないかと。
    ただそれでも説明がつかないのは2軸ELがまた少し動き出して止まったこと、また2軸だろうがボギーだろうが変わらないはずなのにボギーはすんなり通過していることがあります。
    あと左側のフログ部が黒色化していることが気になりました。

    欧州型レイアウトでダブルスリップは必需品((笑)だし、利用価値の高いFrog Juicerを将来使いたいと思っていますので、いろいろ試してレポートしていただけると嬉しいです。
    突然で失礼致しました。

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  2. うなぎのかばやきさん、こんにちは。

    はじめまして。コメントありがとうございます。

    今日、テストしてみたら、動画で止まってしまう、左下から右下へ抜ける進路(逆向きも。)だけ止まってしまう事が解りました。左上から右上の進路や、交差進路は普通に走ります。ますます解らなくなってしまいました。

    左のフログが黒く見えるのは撮影の際の光の加減で黒く見えてる様です。

    また色々いじって見ます。

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