2018年11月8日木曜日

L.S Models #97021 Nightjet Bvcmbzの台車が溶損。

先日、運転会でL.S Models #97021 Nightjet を走らせていました。

休憩で暫くヤードに留置して再度走らすと、よく脱線するようになりました。

購入仕立ての車両は、台車やカプラーの首振りの状態が良くない事があります。ヤードでやすり片手に車両の調整していると、Bvcmbzの車輪が台車から外れていました。

原因はこれかと思い、台車を外して車輪を車軸に入れようとすると、車軸が中心からズレています。よくみると、車輪の絶縁体が溶けて変形しています。台車から車輪を外そうとすると、絶縁体が砕けて、車軸と車輪が外れてしまいました。
車輪り絶縁体が溶けて、砕けてます。

おまけに、絶縁体が軸受けに張り付いてしまい、除去できません。台車も少し変形が見られます。
軸受けに絶縁体が溶着してます。
原因は、2線式DCCにあります。

アナログ併用の駅モジュールなどで、レールにギャップを切っている場合があります。DCCで運転するのであれば、ギャップに接続されているスイッチはすべてONにしておいて、ギャップのない状態にしなければなりません。

万が一、OFFになっている線路にギャップを跨いだ状態で、車両が停止てしまうと、室内灯等で台車間に引き通し線が接続された客車等は、車両を通してギャップのOFF側へ電気が流れます。すると、抵抗の少ない車輪を通して電流がどんどん流れて発熱します。DCCだと、結構大きい容量のアダプターを使っていると思います。

電流が大きいので、簡単にプラスチックが溶けてしまう温度になります。

最悪は車体まで溶けてしまいます。

私の場合、幸いにも車体は無事で台車のみの破損で済みました。
幸い、車体は無事でした。
ポイントの絶縁部分でも起こるので、DCCで使うポイントを非選択式にするのは、この様な理由もあるのでしょう。

しかし、リバース区間の制御などで、ギャップを設置しないといけない場合もあります。

対策は、ポイントや、ギャップの上で停車しない!

さて、修理ですが、L.S Modelsは部品の調達が難しい会社です。治るのは時間が掛かりそうです。

2 件のコメント:

  1. とても残念な出来事ですが貴重な情報ありがとうございます!
    今まで3線式のメリットってほとんどないと思っていましたがFuka-Pさんの出来事を見て3線式のメリットは実はショートし難い所なんじゃないかと思いました。
    実際は別の問題が山積みなのでどっちもどっちなんですが、客車は安心です。
    L.S Modelsの部品調達がうまく行く事を願ってます!

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    1. Nardiさん、こんにちは。

      運転会で長編成で運転していると線路状態が良くないので、時々脱線します。復旧作業の時にギャップの上に停車してしまい、この様な事故が起きます。

      運転会で使用しているROCO Lineのダブルスリップは、開通方向以外から割り出してしまうとショート状態になります。この時はコマンドステーションが検知して通電を止めてくれますが、それ以外に止めてくれない時があるので、その時が怖いです。3線式はその辺りは安心かと思います。

      2線式では避けられない事故ですので、運転で注意するのと、やはり線路の整備が重要かと。運転会などの特設線路では難しいですが。

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