2018年11月24日土曜日

ESU #31250 BR261 デジタルカプラーの修理。

ESU #31250 BR261が運転会中に、デジタルカプラーの調子が悪くなり、解放しなくなりました。

動かくなった方のカプラーを見ると、電磁石コイルから出ている線が切れていました。
右側のコイルからの線が切れていたので、ハンダ付けを試みましたが失敗。
ハンダ付けで治ると思い、試みましたが線が細すぎて溶けてしまい失敗に終わりました。

部品を注文するため、マニュアルの部品表を見ましたがデジタルカプラーは保守部品にはなく、通常ルートでは入手不可能の様です。

手元にオーストリア・ウィーンにあるKrois-Model製のデジタルカプラーがあったので、試しに取り付けてみることにしました。
Krois-Model デジタルカプラー MK1
手元にあったのは、製品名 MK1 です。動作電圧は12Vから22V、連続動作時間は10秒です。カプラーポケットはNEM362であれば適合します。見た目はESU純正デジタルカプラーとほぼ同じだと思います。

では、早速修理に掛かります。

ボディーを外し、発煙装置も外します。分解の仕方はネットに沢山掲載されているので省略します。
台車の下から出て来ている黒色の線がデジタルカプラーの線です。まずこの線を基板から外します。外したら、カプラーを引っ張ればカプラーが外れます。

新しいカプラーをカプラーポケットに差し込み、リード線を台車の下から基板上に出します。リード線はカプラーの振りに影響しない程度に弛ませます。

リード線を基板にハンダ付けしますが、ここで注意。 
ESUのデジタルカプラーとKrois-Modelのデジタルカプラー、リード線の極性が反対です。 
リード線を出してきた方と反対側の端子にハンダ付けします。
 
これでデジタルカプラーの修理は完了です。試運転を行いカプラーの動作を確認してから発煙装置、車体を元通りに戻して下さい。
 
Krois-Modelのデジタルカプラーが使えるのが判りました。一時は純正部品が手に入らなくて悩みましたが、代わりに使える部品が有って助かりました。
 
購入店 オーストリア・ウィーン Krois-Model.

3 件のコメント:

  1. おはようございます。
    素晴らしい情報とTIPSありがとうございます!

    コイルからきてる線がむき出しだったんですね。
    ESUのデジタルカプラー所有者は皆さん注意した方が良さそうです。
    そしてまさかKroisのデジタルカプラーがそのまま使えるとは思いませんでした。
    そのうちバックアップに買っておこうかと思います。

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    2. Nardiさん、こんにちは。

      Krois-modellのデジタルカプラー、タウラス辺りに付ける予定で買ってあったのですが、思わぬところで修理に役立ちました。またKroisに注文する予定が有れば、予備で買っておこうかと思います。

      今ー、簡単な動作ビデオ作っています。動きが参考になればと思います。

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