欧州オーストリアのDCCデコーダーメーカー ZIMO。
最近はROCO等のサウンド付き機関車に搭載されいます。ESUと同じく、自由にサウンド音源を書き換えることが出来ます。
ESUは規約にOKすれば、サウンドデーターは自由にダウンロード出来ますが、ZIMOは少し違います。
ZIMOホームページのSound Databaseを見て頂くと、以下の様に区分されています。
説明しますと、
Free - 無償です。そのまま書き込んで利用できます。
Coded - ダウンロード可能ですが、解除コードが必要です。(有償です。)
Preloaded- サウンド書き込み済みのデコーダーを購入する。
今回は、解除コードが必要なCodedのサウンドデーターの購入、書き込みについて説明したいと思います。
まず、解除コードを申請するには、お手持ちのZIMOデコーダーの製造番号が必要となります。製造番号はCV250からCV253の数値を読み出します。
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CV253を読み出しています。 |
4つのCV値が記録出来ましたら、CV250 : CV251 : CV252 : CV253の順に:(コロン)で区切って並べてメモをしておきます。
例えばCV250が222、CV251が101、CV252が35、CV253が220だったら、
222:101:35:220となります。
次にZIMOホームページのSound data baseにアクセスして、利用したいサウンドデーターにアクセスします。動力車の形式の左側の十をクリックすると、サウンドファイルと作者名が出てきます。サウンドデーターはダウンロード出来ますので、ダウンロードしておきましょう。
作者名をクリックすると、データーの購入ページに行きます。模型店のサイト、購入用のサイト等、色々ですので、購入サイトの指示に従って購入します。
購入のページに行くと、先程生成した製造番号を入力する欄があるので、コロンで区切った数値を入力します。
次に進むと支払いに進みます。今回利用したデーターはPaypalで支払えたので、現地通貨、日本円どちらでも支払えました。
支払いが完了すれば、解除コードがメールで送られて来るので待ちましょう。
解除コードが届いたら、次のように書かれているはずです。
(例) 78:39:60:200
解除コードはCV260からCV263に書き込みます。
送られてきたコードの数値は、左からCV260 : CV261 : CV262 : CV263の順です。この数値をデコーダーに書き込みます。
これで、使用したいサウンドデーターのプロテクトが解除されました。後はROCO Z21や専用ライターで普通にサウンドデーターを書き込めばOKです。
デコーダーのファームウェアが最新で無いとサウンドデーターが書き込めない場合もありますので、サウンドデーター書き込み前にファームウェアは最新にしておきましょう。これはESUでも同じですね。
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専用ライターで書き込んでます。 |
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動力車にデコーダーをインストール。 |
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今回使用したデコーダーです。 |
海外通販の経験があれば出来ると思います。無償のデーターが無ければ、有償のデーターを利用するのも、1つの手だと思います。
解除コードはおそらくサウンドデーター別だと思いますので、使い回しは出来ないと思います。(試してませんが。)