2022年11月23日水曜日

ZIMOサウンドデコーダーに有償の音源を書き込む。

 欧州オーストリアのDCCデコーダーメーカー ZIMO。 

最近はROCO等のサウンド付き機関車に搭載されいます。ESUと同じく、自由にサウンド音源を書き換えることが出来ます。

ESUは規約にOKすれば、サウンドデーターは自由にダウンロード出来ますが、ZIMOは少し違います。

ZIMOホームページのSound Databaseを見て頂くと、以下の様に区分されています。


説明しますと、

Free - 無償です。そのまま書き込んで利用できます。

Coded - ダウンロード可能ですが、解除コードが必要です。(有償です。)

Preloaded- サウンド書き込み済みのデコーダーを購入する。

今回は、解除コードが必要なCodedのサウンドデーターの購入、書き込みについて説明したいと思います。

まず、解除コードを申請するには、お手持ちのZIMOデコーダーの製造番号が必要となります。製造番号はCV250からCV253の数値を読み出します。

CV253を読み出しています。

4つのCV値が記録出来ましたら、CV250 : CV251 : CV252 : CV253の順に:(コロン)で区切って並べてメモをしておきます。

例えばCV250が222、CV251が101、CV252が35、CV253が220だったら、

222:101:35:220となります。

次にZIMOホームページのSound data baseにアクセスして、利用したいサウンドデーターにアクセスします。動力車の形式の左側の十をクリックすると、サウンドファイルと作者名が出てきます。サウンドデーターはダウンロード出来ますので、ダウンロードしておきましょう。

作者名をクリックすると、データーの購入ページに行きます。模型店のサイト、購入用のサイト等、色々ですので、購入サイトの指示に従って購入します。

購入のページに行くと、先程生成した製造番号を入力する欄があるので、コロンで区切った数値を入力します。

次に進むと支払いに進みます。今回利用したデーターはPaypalで支払えたので、現地通貨、日本円どちらでも支払えました。

支払いが完了すれば、解除コードがメールで送られて来るので待ちましょう。

解除コードが届いたら、次のように書かれているはずです。

(例) 78:39:60:200

解除コードはCV260からCV263に書き込みます。

送られてきたコードの数値は、左からCV260 : CV261 : CV262 : CV263の順です。この数値をデコーダーに書き込みます。

これで、使用したいサウンドデーターのプロテクトが解除されました。後はROCO Z21や専用ライターで普通にサウンドデーターを書き込めばOKです。

デコーダーのファームウェアが最新で無いとサウンドデーターが書き込めない場合もありますので、サウンドデーター書き込み前にファームウェアは最新にしておきましょう。これはESUでも同じですね。


専用ライターで書き込んでます。

動力車にデコーダーをインストール。

今回使用したデコーダーです。

海外通販の経験があれば出来ると思います。無償のデーターが無ければ、有償のデーターを利用するのも、1つの手だと思います。

解除コードはおそらくサウンドデーター別だと思いますので、使い回しは出来ないと思います。(試してませんが。)





         





2022年10月24日月曜日

第二級陸上特殊無線技士を取得しました。

第二級陸上特殊無線技士を取得しました。

無線従事者免許証(黒塗り多くてすいません。)

難しい名前が付いていますが、タクシー、バス、鉄道などの基地局の無線設備の操作に必要な免許です。産業用ドローンにも場合によっては必要になる資格です。

詳しい操作範囲は検索して頂くとして、免許の取得方法は、

*国家試験に合格する。

*養成課程講習会を受講し、修了試験に合格するが、主な取得方法です。

養成課程講習会は費用と時間が掛かるので、私は国家試験に挑戦することにしました。

国家試験も様変わりして、最近までは大学や専門学校の教室で受験するスタイルでしたが、第一級資格以外はCBT方式というパソコンの画面で解答していく方式に変わっていました。試験も受託されている試験会場で、ほぼ毎日受験でき、好きな時間に受験することが出来ます。

試験の申し込みは、公益財団法人 日本無線協会のホームページをご覧下さい。

試験は法規12問、無線工学12問で、の二科目を受けて、両方で合格点を取らないといけません。配点は1問5点。法規、工学ともに60点満点で、合格点は法規、無線工学各40点以上。各4問しか落とせません。

さて、本番の試験ですが、居住地近辺の試験場で便利なのが大阪梅田にありましたので、そちらで受験しました。

会場に入り、受付を済ますと、手荷物、ポケットの中身、腕時計などの所持品は備え付けのロッカーに収納します。会場には何も持ち込めません。長袖シャツを着ていて暑いので腕まくりしていましたが、袖まで検査されました。不正行為にはかなり厳重です。

試験問題に計算問題があるので、ペンとメモ用紙は貸与されます。これは試験後回収されます。

試験パソコンの番号とログインIDなどが書かれた用紙を手渡され、指定のパソコンに座り、パソコンにログインしたら試験開始です。周りは他の国家試験を受験している方々いるので気を使います。

試験時間は60分。

試験は4者択一で、正解と思う回答をクリックしていきます。もちろん後で見直し、訂正も出来ますので安心して回答していきます。

自信があれば試験終了をクリックして、ログアウトすれば試験終了です。いつでも退席可能です。

ログインに使った用紙と、貸与された筆記具を返却すると、簡易な試験結果が渡されます。


総合スコアに無線工学、法規の正解数の合計点が記載されています。例えば80点と書いてあっても、法規40点、工学40点の合計80点であれば合格ですが、法規45点、工学35点の80点は不合格なので、これだけでは合格かどうか判断できません。

合否は、約二週間後に試験申し込みの際に登録したメールアドレスに送られてきます。結果通知メールに書かれているリンクにアクセスすると、合否通知がダウンロード出来ます。
無事に合格です。

無線従事者免許証を取得しないと資格持ちにはなれないので、お住まいの住所を所管する総務省の地方総合通信局(私は近畿)に免許発給の申請をします。

用紙は総務省のホームページからダウンロードして印刷、記入、所定の書類を添付、収入印紙で手数料を支払って、郵送を希望であれば返信切手を貼った返信用封筒を同封して送付します。

約一ヶ月程で免許が発給されます。

私はアマチュア無線技士三級を所持しているので、楽勝かと思いましたが、アマチュアにはない内容も出題されますので、過去問をみっちり一ヶ月ほど勉強しました。

次の目標は、アマチュア無線技士二級です。








2022年6月21日火曜日

KATO HOユニトラック R550ポイントのDCC化

KATOからHOユニトラック R550ポイントが発売になりました。

電動ポイント化は、専用ポイントマシンが発売になっているので簡単ですが、DCCポイントにするのは容易ではありません。

以前、KATOからDCCポイントマシンが発売されていましたが、長年再生産されていないので現在は入手困難です。

Nuckyさんから発売されているワンコインデコーダーは大変優秀で、ファームウェアを変更することで車両用デコーダーから、ポイント用デコーダーにすることが出来ます。

今回は、ワンコインデコーダーを使用してポイントをDCC化してみました。

Nuckyワンコインデコーダーについては、以下のリンクを参照して下さい。

自分で作るDCCデコーダ - ワンコインデコーダ6(Web Nucky)


では、実際に工作してきます。

まずはKATO HOユニトラック用ポイントマシンを用意します。

今回は左ポイントを使うので、画像は左用です。

ポイントマシンの裏のネジを外してカバーを外します。ネジは無くさない様に。

ハンダ付けされているコードを取り外します。コードは使用しません。

ポリウレタン線を用意します。

ポリウレタン線を適当な長さに切り出し、端をハンダメッキします。ポリウレタン線は熱で絶縁体が剥がれるので、ハンダゴテで熱を加え、ハンダを当てます。ハンダの色が電線に付けば、その部分は導通しています。


コードが付いていた端子にポリウレタン線をハンダ付けします。

ポイントマシンのカバーを元に戻します。電線はこの位置から出します。

ポイントマシンをポイント本体に取り付けます。

ポイント本体の裏蓋を開けて、組み立てたワンコインデコーダーの取り付け位置の位置決めをします。私はこの位置に取り付けしました。ポイントマシンからの電線を取り付け位置に合わせて長さを調整します。

ワンコインデコーダーに配線してきます。まずはポイントマシンからの電線をデコーダーのOUTにハンダ付けします。

適当な長さに切り出した電線を、デコーダのINにハンダ付けします。こちらはレールからの給電になります。

基板の画像の位置に予備ハンダをします。ここがデコーダーへの給電点です。

デコーダーのINからの電線の長さを調整して、基板の予備ハンダ位置にハンダ付けします。

デコーダーを取り付け位置に固定します。おそらくデコーダーを外すことは無いので、少量の接着剤で固定しました。ポイントの動作に支障が無い様に固定します。ポリウレタン線を動作の支障が無い様にまとめます。

ポイント本体のカバーを仮閉めして、CV値を設定していきます。CV6が重要です。CV6は動作電力です。初期値では動かないので、徐々に上げて行きます。私の場合、DC12VでCV6=150でしっかり動作しました。ここはお使いの環境で変わりますので注意です。使用する電圧が変わるとCV6の値も変更しなければなりません。
CV6値を上げすぎるとデコーダーが焼損するので注意。

お使いの環境でポイントの開通方向を確認します。万が一逆の場合は、ご使用のDCCスロットルソフトで設定を変更するか、ポイントマシン内の配線をひっくり返して下さい。(CV値で変更出来れば良いのですが。出来ないので。)
私の使用環境は主にZ21なので、Z21のソフトで調整。

調整が終われば、ポイント本体の裏蓋を閉じて終わりです。無事にDCCポイントになりました。

本当はコンデンサーを搭載しなければいけない様ですが、KATO HOユニトラック6番ポイントに入れていたコンデンサーが、道床の厚みが変わったのか、このR550ポイントでは入りません。動作はしているので自己責任でコンデンサーは省略しました。

最後の画像を見てもらうと、KATOのDCCポイントマシンが取り付け出来る様に、コードの取り付け溝があります。早く再販されるのを希望しています。

2022年5月27日金曜日

第二種電気工事士を取得しました。

大変ご無沙汰しております。中々ブログ書く時間が取れなくて、長期間放置しておりましたが、ぼちぼちと再開して行きたいと思います。

鉄道模型の話題では無いのですが、先日、第二種電気工事士の資格を取得しました。

これで転職!ではなく、DIY免許です。

自宅の電気工事でも資格が必要な箇所もあるので、法律には従って取得しました。

二つ折りのカバーが付いた免状

取得は学科と実技の国家試験を突破しなければなりません。

昔、一度受けたことがあるのですが、実技で落ちてしまいました。資格とは関係の無い職種に就いてしまったので、そのままにしていましたが、やはり取っておこう一念発起。

調べてみると実技試験の内容が大きく変わっていて、最初に受験した時とは違っていました。実技のYoutubeでの動画解説が無ければ無理だったでしょう。

無事に国家試験も突破でき、免状(電気工事士は免許証ではなく免状と言う。)も発給されたので、まずは自宅の階段灯の交換をしてみたいと思います。(我が家の階段灯は有資格で無いと交換できない。)